最近のトレンドにのって、Vagrant & Chef で環境を作ったりしていたけど、
pythonをかじっているのもあって、
Ansibleをやっておかないわけにはいかんだろうと思い、始めてみた。
IT automation Framework
Ansibleは、
IT構成管理ツール、サーバプロビジョニングツールといったジャンルで、
複数のサーバを管理する作業を自動化するPython製の
Open-Source IT Automation Frameworkです。
シンプルさ、使いやすさを第一に開発が進められており、
セキュリティ、信頼性にも重きがおかれています。
設定ファイルなどはプログラミング言語に精通していない人にも
わかりやすい記述方式が採用されており、
システム監査にも有用とのこと。
エージェントレスのため、
管理対象のサーバサイドにミドルウェアをインストールする必要がなく、
気軽に始められます。
Getting Started
詳しくは、Installation – Ansible Documentationにありますが。
Install
Pythonのパッケージマネージャ pip が無い場合は、
予めインストールする必要があります。
$ sudo easy_install pip
pipでAnsibleをインストールします。
$ sudo easy_install pip
もし、Mac OSX Mavericks を使っている場合は、
$ sudo CFLAGS=-Qunused-arguments CPPFLAGS=-Qunused-arguments pip install ansible
インストールできたら、
リモートサーバに対してAnsibleを実行して
動作確認してみます。
管理対象のサーバを記述するファイルは inventory file といい、デフォルトでは
/etc/ansible/hosts
です。
管理対象サーバにSSHでログインできるようにしておくことが必要ですが、
192.168.1.50 aserver.example.org bserver.example.org
といった記述で、IPアドレスやドメイン名で指定可能です。
では、
ansibleコマンドを使って対象サーバ上で”Hello Ansible”を出力して
動作確認します。
さくらVPSサーバに向けて実行してみました。
$ ansible all -a "echo Hello Ansible" ***.***.***.*** | success | rc=0 >> Hello Ansible
成功です。
ということで、今回はこの辺りでおしまいです。
最近、個人的にGoogle Cloud Platformを利用した開発を進めているので、
次回からは、Google Compute Engine(GCE)を管理していこうと考えています。
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タネマキGAE - connpass
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